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CC2松山洋社長「ゲーム業界に入社する最も近い入口はQA(デバッガー)」「業界の色んな部署の人間に触れる機会があり、ゲームが完成していく一部始終を観察しながら自分の方向性を定めていくことができる」


雑談

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第155号『ゲーム会社に入社する最も近い入口』

第155号『ゲーム会社に入社する最も近い入口』|松山 洋 サイバーコネクトツー|note
“ゲーム会社に入社するのに最も近い入口は何か?” ズバリそれは『QA』です。 『QA』とは 品質保証 (Quality Assurance) 企業などにおいて、製品や役務の品質が信頼できることを客観的に保証する業務 全てのゲーム会社に『QA』部署が存在するわけではありませんが、だいたいあります。(もちろんサイ...

松山 洋

“ゲーム会社に入社するのに最も近い入口は何か?”
ズバリそれは『QA』です。
『QA』とは
品質保証 (Quality Assurance) 企業などにおいて、製品や役務の品質が信頼できることを客観的に保証する業務
全てのゲーム会社に『QA』部署が存在するわけではありませんが、だいたいあります。(もちろんサイバーコネクトツーにも)

『QA(クオリティアシュアランス)=品質保証』なんて聞くと物々しく感じるかもしれませんが、平たく言うと要するに“デバッグ”です。開発中のゲームソフトをプレイして不具合を発見してレポートにまとめて報告する仕事です。

誤解が無いようにあらかじめ言っておきますが、この『QA』部署にも適性があります。もちろん誰でもいいわけではありません。

“いつ・どこで・どういった状況で・どういう条件で・その現象が発生したか?そしてその再現性は?深刻度は?”

こういった内容を正確にレポートし、的確に担当部署に伝える能力が必要です。

しかし、一般的にゲーム開発の現場において最も求められる職種はゲームデザイナー・プログラマー・アーティストですが、それらの職種はもっと専門的な知識と技術が(当たり前ですが)凄く高いレベルで要求されます。

新卒(専門学校・大学生)で採用されるレベルとなると、実際の話としてかなりの能力が求められます。(体感的な話ですがだいたい100人にひとりの異能力者です)

これはもう現代のゲーム開発の現場の実態の話ですので、ここは変わりようがありません。

能力が満たない人間は絶対に採用されませんし、採用できません。

例え採用したとしても能力が足りない人間だと“バグを生む要因”にしかならず(言い方は悪いかもしれませんが)“足手まとい”となってしまい、本来別の仕事をこなさなきゃならない人間の手が余計にかかってしまうためです。

ただでさえ忙しくしている開発現場に“足手まとい”は投入できないのです。

一方で『QA』は“適性が必要”とはいえ、アルバイトだって採用しています。

これから“ゲームプログラマーになってゲーム会社に入りたい!”と思っている人、“3Dアーティストとして仕事していきたいけどまだ能力が足りない!”という人、“ゲームデザイナーとして企画職に就きたいと思っているけど実績が無くてなかなか認めてもらえない!”と思っている人、たくさんいるんじゃないですか?

そんな人には『QA』がオススメです。

まずはゲーム開発会社に潜入すること。

そしてそこで現場の雰囲気を学ぶこと。

『QA』のデバッガーとして、まずはアルバイトでも構わないので入社してしまいましょう

デバッガーはその業務の都合上、色んな部署の人間と話をします。ゲームデザイナーともプログラマーともアーティストともサウンドとも。起きた“バグに対する具体的な報告義務”がありますので当然です。

そしてそのやりとりを経て“どの部署がどういう活躍をすることでゲームソフトがだんだんと形になって完成していくのかという一部始終を観察することが出来る”のです。

しかもアルバイトとして時給を貰いながら。

そうやって学びながら自身が進みたい方向(ゲームデザイナー・プログラマー・アーティスト)の勉強を続ければ良いのです。

そして「時」が来たら改めてその職種にチャレンジ(応募)すれば良いのです。(“え?そんなこと出来るの?”って思われるかもしれませんが出来ます。少なくともサイバーコネクトツーは可能です)

もちろん他にも「道」はあると思いますが。

まずはゲーム業界に入らないと始まらない、ゲーム会社に入らないとわからないことだらけのハズです。

“ゲームソフトを分析・分解して判断して報告する”

恐らくはゲーム業界の入り口としては最もハードルが低いと思われる『QA』からゲームクリエイターへの第一歩を始めてみませんか?

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管理人
管理人

これは割とあり得る話。
自分の知り合いにもデバッガーからアルバイトとして入社し、開発に引き抜かれたという人間はかなり見てきました。
世間ではデバッガーというと、コリジョンにぶち当たり続けバグを見つけるだけの単調な仕事などと思われていますが、決してそんな事だけをする業種ではなく、QA(品質管理)という幅広い観点からシステムの裏をつくイレギュラーなバグを見つけたり、その不具合内容を正確かつ簡潔に開発に伝える事のできる適切なレポートを作ったり、技術はいらないけど想像力や発想力、また対人スキルが意外と重要で、それらが養われる業種です。
ゲーム業界に携わりたいけど今の自分には何も…という人は、まずはデバッガーとして業界に入り込む、という選択は大いにありだと思いますよ。

みんなのコメント

  1. 人材が少ないからって嘘つかなくても良いのに

    0
  2. デバッカーになったらデバッグしかやらせてもらえないし、決して上には行けないぞ
    デバックで入った人間が同じ会社でプログラマーやデザイナーになれることは10000000000%無い
    それにデバッカーはヒエラルキー最下層で、デバッカーというだけですごく舐められ、まともに話もしてもらえなくなる
    問題個所を見つけても納期以前に、プログラマーやデザイナーが「自分を否定された!」と被害者ぶることが多いので、大体通らない、どころか逆に怒られたり難癖つけられて苛められるケースが多発してる
    デバッカーには義務はあっても権利はないし、報告した場所が無視され、製品版で問題になったら、最初に責任追及されるのはまずデバッカー、そして首
    使い捨ての雑兵だから扱い軽い軽い

    0
  3. そのルートだと自分好みのゲームは一生つくれないんじゃないの

    0


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